これからブログを始めてみたいという方も、
すでにブログを始めて数回の記事を更新した方も、
おそらくぶつかるであろう壁。
それが、
「ブログでいったい何を書こう?」
というネタ探しです。
「ブログの記事や内容はなんだって良い」とよく言われますが、
なんでも良いと言われると、逆に悩んでしまうものです。
という事で、今回は、
ブログ初心者に重要な「ブログの方向性決め」と、実際にどんな事を書いていったら良いのか「ブログのネタ探し方法」を紹介してまいります。
【ブログ初心者のネタ探し】どんな記事を書けば良い?考え方と方向性
まず、ブログを開始してすぐ、あるいはこれからブログを始める方は、おおまかな方向性を決めておく必要があります。
あとで変更するのは困難なので、非常に重要なポイントです。
特化ブログか、雑記ブログか
ブログは、大きく2つに分類する事ができます。
- 特化ブログ
- 雑記ブログ
の2つです。
「特化ブログ」とは、あるテーマを決め、それに関してのみをひたすら更新していくブログです。育児、美容、ダイエット、DIY、ラーメンなど、テーマを決めたらひたすらそれに関連することを網羅していきます。
「雑記ブログ」とは、当ブログのように特にテーマを設けず、好きな事や興味を持った事を調べて紹介していくブログです。
どちらが良いかという明確な答えはありません。
あなた自身がどちらに向いているのか、ブログの目的をどこに置くかによって変わってきます。
それでは、それぞれのタイプのブログをメリットデメリットで調べていきましょう。
特化ブログのメリット・デメリット
特化ブログのメリットは、1つ1つの記事の関連性が高いので、ブログ自体がGoogleに評価されやすくなる事です。
ブログの評価が高ければ、それぞれの記事が検索で上位に表示されやすくなり、必然的にブログへの集客をしやすくなるのです。
しかも一度集客をしてしまえば、そのテーマに興味のある方がブログに訪れているわけですから、ブログ内の他の関連記事を読まれる可能性も高くなります。いわゆる回遊率のアップです。
特化ブログのデメリットは、テーマを決めてしまうので、自分がよほど詳しいテーマや興味のあるテーマを選択しないと、あとあと書くネタがなくなってしまう可能性が高いという事です。
Googleは、しっかりと運営(更新)されている事も評価の対象にしますので、ネタ切れでブログを更新できずに放っておけば、最新情報を持つ他の記事の中に埋もれていってしまうのです。
雑記ブログのメリット・デメリット
雑記ブログのメリットは、何を書いても良いので、ネタ切れに陥りにくい事が挙げられます。特化ブログほど専門性を持たせる事は出来ませんが、「グルメ」「ラーメン」など、カテゴリー機能を利用してある程度分類してしまえば、Googleの評価も同程度でてきます。
雑記ブログのデメリットは、いろいろな事を書いているためブログ内の記事同士に関連性がなく、せっかくブログに集客できたとしてもその記事だけを見てユーザーが離脱してしまうという事です。
また雑記ブログの場合、1つの記事でGoogle検索上位に表示させるには、情報を盛りだくさんにしなくてはならないため、結果的に長文に陥り、ユーザビリティーの低いものになってしまう可能性が高いのです。
楽しく続けられる代わりに、「稼ぐ」ためのブログとしては難易度が高くなります。
自分(名前)を売り出すか、匿名性を持たせるか
これからブログを書き始める方は、自分自信(名前)をブログで全面に出すのか、匿名性を持たせるかも決めておきたいところです。
自分(名前)を売るメリット・デメリット
人気ブロガーでもおなじみの、自分の名前を売っているブログのメリットは、自分自身にファンができてしまえば、もともとユーザーが興味のない事を書いた記事でも読んでもらえることです。YouTuberが良い例です。
自分自身の信頼度を高めておけば、紹介した商品の売り上げもアップする事でしょう。また、一度人気に火がつけば、テレビに出演したり、SNSを活用してもっとファンを増やす事が出来るようになります。
一方、デメリットとしては、一度世間に嫌われてしまうとほぼ終わりという事です。
また、人気者にはアンチが付き物です。厄介なアンチに目をつけられると、嫌がらせどころか、場合によっては広告主に働きかけ、いきなり収入がゼロになってしまう可能性があります。
また、あまりに有名になると、普通に街を歩けなくなるというのも、人によってはデメリットになるでしょう。
匿名性を持たせるメリット・デメリット
匿名性をもったブログも世の中にはたくさんあります。
私のブログもそれに近しく設定しています。プロフィールくらいは載せていますが、それぞれの記事にはあまり自分のキャラを出していません。
理由としては、Googleでわからないことを調べていて記事にたどり着き、冒頭で「こんばんわ!〇〇ちゃんです。」なんて書き出しを読むと、これを書いたのは素人で専門性に欠けるのでは?と疑ってしまうからです。
「どこかに遊びに行った」ですとか、「ここのラーメン屋の感想」などというテーマならまだしも、医学や法律系、プログラミングなど、専門的で難しい事を紹介していくブログを書いていく場合は、自分の資格を紹介する程度にし、あまり個人のキャラクターを売っていく事はおすすめできません。
匿名性を持たせる事で、そう言った部分での信ぴょう性を高めるメリットがあります。
さらにメリットを挙げるとすれば、いろんなテーマを書いていくにあたって、友人にブログの存在がバレにくいという事です。
ブログのネタ探しで有効なものの1つに「自分の悩み事」が挙げられます。
例えば、「最近、薄毛が気になるのでこの薬を試してみた」ですとか、「ダイエットの記録」「うちの子供がいう事聞いてくれない」などという内容は、友人にバレバレのブログで書きにくくなってしまうのです。
匿名性を持たせたブログならば、そんな悩み事も自由に書き綴る事が出来るのです。
ブログ初心者のネタ探し
ある程度ブログの方向性やテーマが決まったら、それに沿ったネタ探しが始まります。
よく言われる手っ取り早い方法は、「A8.net」「バリューコマース」といった、有名アフィリアイトサイト主催の、無料フェスティバルに参加する方法がありますが、随時開催されているわけではありませんから、やはり自分なりにネタを見つける必要があります。
特技・得意・詳しい|ブログ初心者のネタ探し
ブログ初心者が取り掛かりやすいのは、自分の特技・得意・詳しい事についてのネタです。
他の人にはなかなかできない特技を動画や画像を交えつつ紹介すれば、非常に内容の濃いブログになるでしょう。
どうやったら出来るようになるのか、分かりやすく解説を入れたりしていくことでユーザーは引き込まれていくでしょう。
ピアノでもプログラミングでも、ゴルフでも投資でも、手芸でも折り紙でも、とにかく自分が他の人より得意な事や詳しい事を書く事で、これからチャレンジしようという人の手助けをできるのです。
グルメ|ブログ初心者のネタ探し
グルメもブログのネタ探しの定番です。またテーマも豊富で、記事のアプローチ方法もさまざまですし、情報を求めている人も多数です。
例えば「ラーメン」1つとっても、日々食べるラーメンを単純に紹介しても良いですし、テーマを「味噌ラーメン」「つけ麺」「ラーメン二郎」などに絞る事でファンを掴む方法もあります。
自分のキャラを出しても良いですし、匿名性を持たせたブログでも問題ありません。
有名なのは、人気ブロガーのはあちゅうさんです。はあちゅうさんは大学生時代、ふらっと行った中華屋で、自分が食べた餃子の写真にちょっとコメントを載せて配信しただけで、何万人ものPV(ページビュー)があったそうです。ここまで人気になれば無敵です。
仕事|ブログ初心者のネタ探し
特技も趣味もない、専門的な知識を持っているわけでもないという方でも、ご自分の仕事の事なら詳しいでしょう。
もちろん自分の会社の情報を漏洩してはいけません。
そうではなく、視点を少し変えてあげれば、普段何気なく使っているエクセルやパワーポイントのテクニック、セールストークや、部下の育て方、取引先との付き合い方などはそれぞれ自分の流儀があるはずです。
「仕事の流儀」というテレビ番組は、自分が全く知らない業界でもついつい観てしまいませんか?
このように、あなたが当たり前のようにこなしている仕事や、その流儀には価値があり、その情報を求めている人がいるのです。
それは新社会人かもしれませんし、同業者かもしれません、あるいはその仕事に転職を考えている人かもしれません。
そんな記事を書いて、そこに転職関係の広告を貼っておけば、誰かの転職の役に立てるかもしれません。
趣味|ブログ初心者のネタ探し
特化ブログの定番ネタは趣味です。
漫画、ゲーム、釣り、車、映画、ガーデニング、DIY、100均巡り、旅行、自転車、芸能人ファンクラブなどなど、テーマは膨大にあります。
趣味にしているという事は、相当な知識やこだわりがあるでしょうし、写真や動画など、素材や情報も揃えやすいので、よりユーザーにわかりやすい記事を書く事ができます。
例えば「映画」なら、単純に好きな映画の感想をレポートしていっても良いですし、「俳優」「監督」「映画会社」「コメディー」などテーマを絞ったり、アプローチを変えれば独自性の溢れるブログになるでしょう。
悩み事|ブログ初心者のネタ探し
前述した通り、「悩み事」はブログの人気ネタの定番です。
肌荒れ、薄毛、肥満、O脚など、身体的な悩みから、仕事がうまくいかないなどの社会人の悩み、ママ友問題、嫁姑問題、恋愛など、共感の得やすいテーマはSNSで拡散されれば一気にユーザーを獲得できるでしょう。
ただ注意点は、匿名性を持たせていないと思わぬ人に知られてしまって恥ずかしい思いをしたり、トラブルになったりすることです。
失敗談|ブログ初心者のネタ探し
自分の失敗をおおっぴらに話す人はあまりいません。だからこそそんな失敗談は貴重なのです。おまけに人の不幸は蜜の味とも言われ、求める人も多いのです。
自慢話ばかりをする人よりも、失敗談をおもしろおかしく話す人の方が人に愛さるという点からも、自分のキャラを売りにするブログではキラーコンテンツになりうるでしょう。
場合によってはコメント欄から解決方法や応援の言葉をもらえて、自分が救われることもあるかもしれません。
私のブログでも、やはり悩みや失敗談の記事はコメントを多くいただけます。
こういった記事を書くときのポイントは、あまり卑屈に恨みつらみを書きなぐるのではなく、多少の笑いと哀愁を交えつつ書き、せめてこの失敗談を読み手には楽しんでもらうんだ、という発想で書くことです。
日記|ブログ初心者のネタ探し
文章を書く事があまり苦にならない方は、日記形式のブログも良いと思います。
ただ、日記系のブログで稼ぐのは、よほど有名になるか、よほど奇想天外な人生を歩んでいる人、あるいは相当な文才のある方でないとユーザーを集めるのは厳しいです。
当然ですが、ただの日記はGoogleのキーワード検索で上位に表示される事も厳しいでしょう。
しかし、趣味程度に長くブログを楽しみたいという方にはオススメできます。思い出も残りますし。
また、せっかくならブログサークルという、ブロガー同士がつながれるサイトがあるので、そこに登録して横のつながりを持つと良いでしょう。日記とはいえ、せっかく書いている文章を誰かに読んでもらえると嬉しいものです。
体験記|ブログ初心者のネタ探し
ブログの更新を毎日するほどネタがない方でも、なにかのイベントに参加したり、どこかにお出かけした体験記なら書きやすいでしょう。
- 子供と話題のテーマパークに行った
- 〇〇のクリスマスイベントに参加しました
- 子供と英会話レッスン体験コースにチャレンジ
などという体験記は、これから行ってみようと思っている方の情報収集や、行きたいのに行けなかった人が雰囲気だけでも知りたいというニーズがあります。
特に、ただ行ってきたというレポートだけでなく、「混雑情報」「人気のアトラクション・グルメ」「失敗談」などを交えると、Google検索で上位に表示されやすくなります。
ブログの記事をせっかく書くならば、ユーザーがどんな情報を求めているのかを想像しながら書く事も大切です。
単純に楽しむだけでなく、取材をする感覚でスポット体験をすると視野も広がり楽しいです。
挑戦|ブログ初心者のネタ探し
なにも特技や趣味、専門知識がないという方は、それこそがブログのネタです。
これから何か新しいことを始める初心者は、右も左もわかりません。
調べたことをメモしたり、やってみてつまづいたこと、始める前と後でのイメージの違いなどを丁寧に書けば、これから同じことに挑戦しようとしている人の助けになるでしょう。
例えば「勉強」1つをとっても、生まれつき頭の良い人に習うよりも、失敗を重ねてようやく理解した人に習った方がわかりやすいのです。
それは、できない人がつまずく場所を知っているからです。
勉強以外のことも同じで、初心者が何度も失敗を重ねながら徐々上手くなっていく体験記の方が、より濃い情報を提供できる場合があるのです。
芸能・ニュース|ブログ初心者のネタ探し
あまり私はオススメしませんが、手っ取り早く稼ぎたいなら芸能やニュースのネタは狙い目です。
話題に上がっているテーマは、情報を知りたがっているユーザーも多いため、検索ランキングで下の方にいたとしても、新しい情報を求めて懸命に探しに来るユーザーがいるからです。
加えて、「グノシー」や「スマートニュース」などのニュースアプリで自分の書いた記事を取り上げられれば、飛躍的にPV数は上がります。
一方で、私があまりおすすめしない理由には、芸能人の肖像権等の権利問題でトラブルになった時に取り返しがつかなくなってしまうことと、手っ取り早く稼げるという理由からライバルが多いということも挙げられます。
加えて、PV数を稼げるのはテレビやネットで話題になっている間の一過性のものであり、話題が終了するとその記事の収益はほぼなくなります。
長く、継続的にブログの収益を上げていきたい方にはおすすめできません。
歴史あるモノ・事|ブログ初心者のネタ探し
芸能・ニュースとは真逆に、私がおすすめするブログのネタの1つに、歴史の長いモノ・事が挙げられます。
歴史の長いモノ・事は、芸能系の記事とは逆で、これからも長く生き残ってくれる可能性が高いからです。
お寺やお城、歴史的建造物はもちろんの事、昔からの遊びで今も人気の「折り紙」や「縄跳び」、「老舗」旅館やレストランなども良いでしょう。
これらの記事で一度検索で上位に上がる事が出来れば、その記事は末長く稼ぎ続けてくれる事でしょう。
参考までに、私は自分の住んで居る周辺の公園を子供とくまなく探索し、それを一つ一つブログにしました。公園はよほどの事がない限りなくなる事はなく、子育てをする方が情報を求めて毎日やってきてくれます。
幸運にも検索でも上位に表示され、私のブログの中でも安定して稼いでくれるコンテンツの1つです。
まとめ|ブログ初心者のネタ探し
という事で、ブログの方向性を決めるポイントと、ネタ探し方法を紹介してまいりましたが、いかがだったでしょうか?
この他にも、ブログのネタ探しに人気の「A8.net」「バリューコマース」などのアフィリエイトサイト主催フェスティバルも是非チェックしてみてください。随時開催ではありませんが、「旬」や「先取り」ネタが盛りだくさんで、商品を触ったり「体験」ができ、しかも「写真撮影」もできる、ネタ探しには最高のイベントです。
ネタはなんでも良いとは言われていますが、せっかく書くならば多くの人に観てもらい、役に立ちたいものです。
そして収益はその後で勝手についてきます。
どんな商売でもそうですが、儲ける事を最優先にするものはいずれ淘汰されます。
誰かの役に立ち、正しい情報を、丁寧に伝えているならば「ブログのネタはなんでも良い」という言葉で締めくくらせていただきます。
それでは、楽しいブログライフを。
コメント
豊富にどのように初心者がネタを探せばいいのか、分かりやすく書いてあり、読みやすかったです。参考になりました。