【スマートスピーカーおすすめ比較】買うならマルチAIスピーカー!
昨年内にいわゆる注目とされるスマートスピーカー3機種が出揃った。人工知能を搭載したスマートスピーカー。ご存知の通り足早に登場した「Clova WAVE」を筆頭に「Google Home」と「Amazon Echo」というグローバル企業の製品が相次いで日本に上陸。
役者は揃った。
とはいえ、揃ってしまうと今度は、どれを買ったらいいのか悩んでしまう。ということで今回はこの3役者であるスマートスピーカーを徹底解剖、オススメを紹介していく。
3大スマートスピーカーの特徴
スマートスピーカーとは?
念のため、「スマートスピーカー」がなんのことかわからない初心者のために簡単に説明をしておく。スマートスピーカーとは、音楽などを再生した際に音源を出力するスピーカーが進化したもので、スピーカーとしての役割はもちろん、Iot(Internet of Things)の代表格で(ネットがつながっているモノ)、こちら(人間)の声がけに反応するスピーカー。したがって、「〇〇の曲をかけて」とスピーカーに話しかければ、対応の音楽サービスの中から自動で検索しそのミュージックを流してくれるというハイテクスピーカー。
しかしながらその実力は音楽の範疇だけにとどまらず、天気やニュース、料理レシピや株価、今日の自分のスケージュールなど、まるで自分の執事(コンシェルジュ)のように情報を提供し活躍してくれる可能性を秘めている家電である。
アメリカでの発売から間もなく、アメリカでの普及率、販売数は爆発的で話題になっているが、その話題商品が日本に上陸したとあって、国内でもかなりの話題を集めている、それがスマートスピーカーだ。
では、まずはサクッとこの3機種「Amazon Echo」「Google Home」「Clova WAVE」の特徴を確認していく。
Amazon Echo
音楽配信ストリーミングサービス(324円~980円)
- Amazon Prime Music
- Amazon Music Unlimited
- dヒッツ
- うたパス
テレビ連携・動画配信サービス
- FireTV
- Prime Video
※Alexaに搭載できるスキル紹介(一部)
- 三菱東京UFJ銀行 残高照会など
- スシローお持ち帰り寿司 寿司の注文が可能
- 食べログ 駅名と店のジャンルから検索可能
- ANA 運航情報
- NAVITIME乗換案内 乗り換え
- アルクの英語クイズ 英語のリスニングなど
- フジテレビスキル 番組内容
- LEAF 充電状況、車内操作
- QUICK 株価照会
- 天気予報トピックスのウェザーニュース 天気予報
- クックパット レシピなど
※スマートホームハブ機能とは?
スマートスピーカーを選びながら価格を見ているとわりと差が出る要因になるこの「スマートハブ機能」とはなんなのでしょうか?これは、「スマートスピーカー」と「任意の家電」をつなぐブリッジになります。スマートスピーカーは、人間が話しかけて命令をすることでその指示を対応する家電に与えます。例えば「電気を消してくれ」などという指示をした場合に、スマートスピーカーはWi-Fi(無線LAN)で命令を出そうとします。しかしながら全ての家電がそのようにネットワークがつながっているわけではありません。特に何もしていなければ、あなたの自宅の照明はまず付いていないでしょう。対応している照明と、スマートスピーカーの命令を受信できる受信機のようなものを別途買わなくてはなりません。
このうちの、受信機の役割を担ってくれるのが「スマートホームハブ機能」というわけです。購入の際は、どんな命令をしたいのかをよく考えた上で購入する必要があります。受信機を多く必要とするような使用法の場合には、多少高くてもスマートホームハブ機能搭載の機種を購入された方がいいでしょう。
以下に、「Amazon Echo」3機種の値段と特徴を掲載します。
Echo Dot | Echo | Echo Plus | |
直売価格(税込) | 5980円 | 11,980円 | 17,980円 |
スピーカーサイズ | 0.6インチツイーター | 0.6インチツイーター/2.5インチウーハー | 0.8インチツイーター/2.5インチウーハー |
Dolbyデュアルスピーカー | なし | あり | あり |
スマートホームハブ機能 | なし | なし | あり |
カラーバリエーション | ブラック、ホワイト | サンドストーン、チャコール、ヘザーグレー | シルバー、ホワイト、ブラック |
サイズ、質量 | 幅84*高さ32*奥行き84mm、163g | 幅88*高さ148*奥行き88mm、821g | 幅84*高さ235*奥行き84mm、954g |
Amazon echoは、もちろんAmazonで購入可能。逆に楽天などでは「Google Home」や「Clova WAVE」などが通販購入可能。
Amazon Echo Dot
Amazon Echo
Amazon Echo Plus
Google Home
※画像クリックでGoogle Home詳細ページへ移動。
※画像クリックでGoogle Home Mini詳細ページへ移動
音楽配信ストリーミングサービス(0~980円)
- Google Play Music
- Spotify
テレビ連携・動画配信サービス
- Chromecast
- Youtube
- Netflix
- ビデオパス
Clova WAVE
LINE スマートスピーカー Clova WAVE + LINE MUSICセット NLS500JPNV
音楽配信ストリーミングサービス(500~960円)
- LINE Music
LINE Clova 公式オンラインストア
おすすめスマートスピーカー購入の決め手は?
ここまで特徴をあげるとどのスマートスピーカーも魅力的な部分はあるが、いざ購入するとなると何かしらの決め手、決定打が欲しいもの。ここからはその決定打を紹介していく。
マルチAIスピーカーとしての活躍
スマートスピーカーを購入する際にかなりの決定打になるのが、マルチAIに対応するかどうか。いわゆるアシスタントと言われる、「Googleアシスタント」「Alexa」「Clova」は、スマホやパソコンで言えばOSのようなもの。このもともと備わっているAIがメインで動きつつ、足りない部分は他のAIを呼び出せるのかどうか、それがマルチAIだ。
本格的な普及のカギを握るのが2種類のマルチAI。1つ目は最強AIタッグだ。Amazonは2017年マイクロソフトとの提携を発表。「Amazon Echo」に搭載されている「Amazon Alexa」と、ウィンドウズ10に搭載されている「コルタナ」を連携させる。これによって、「アレクサ!コルタナ呼び出して。」というようにAmazon Echo内にコルタナを呼び出せるようになる。「コルタナ」はメールやスケジュールなどのビジネス関連に強い。一方、アレクサはネット通販や音楽・動画配信サービスなどエンタメ系コンテンツを強みとし、それぞれが得意とする分野を担える。このように別のAIを呼び出せるかどうかは、スマートスピーカーの将来性を考えた場合に、利便性、有能性、拡張性にかなりの差が生じることになる。
例えば、「IOT機能にすぐれているAI」や「映画に詳しいAI」「医療に詳しいAI」「料理に詳しいAI」など、利用者がそれぞれの得意分野を理解しAIを呼び出だすことでマルチAIスピーカーはさらにその実力を発揮し、有能な情報を提供してくれる。そう考えた場合に、オススメ度としては「Amazon Echo」が首一つ抜きん出ることになる。
マルチAIの余談
マルチAIはAmazonだけの話ではない。NTT docomoが18年に本格開始する、「AIエージェントサービス」は、グルメ、映画、ショッピングなど専門知識を持つ複数のAIをそれぞれ呼び出して呼び出して利用するもの。ドコモはそれぞれの専門AIは声も変える予定といい、何人もの専門家を家に雇っているような感覚を作り出す。
スマートスピーカーのAIアシスタントの抗争
ところで、スマートスピーカーのアシスタントはなにもこれまでにあげた3種類だけではない。各社それぞれが特色を出すべく各々のAIを活用し音声アシスタントとしている。今回は有名どころ5つと、強い関係をもつ企業や製品をまとめてみた。
AIとは?
人工知能のこと。artificial intelligenceの略。
5つの音声アシスタント
Amazon(Alexa)
- オンキョー VC-PX30 VC-FLX1
- ハーマンインターナショナル Allure 4つのマイク搭載で音声認識を高めてくれる
※Amazonとマイクロソフトは音声アシスタントサービスの相互連係(マルチAI)を発表。
Google(Googleアシスタント)
- オンキョー VC-GX30はGoogleアシスタントに対応。
- ハーマンインターナショナル JBL「LINKシリーズ」
- KDDI au HOME
- ソニー LF-S50G 手をかざしてジェスチャーでスピーカーの操作が可能。
- パナソニック SC-GA10 2台連係でステレオ再生も可能。
Apple(Siri)
- Home Pod 空間認識機能で置かれた場所に合わせた音質に自動調整。国内での発売は未定。
マイクロソフト(Cortana)
- ハーマンインターナショナル InvokeがCortanaを搭載
LINE(Clova)
- トヨタ コネクテッドカー
- ファミリーマート 次世代コンビニ
- タカラトミー
LINE Clova 公式オンラインストア
スマートスピーカーの将来性
スマートスピーカーの複数設置活用
一家に一台、リビングルームのマルチスピーカー一台でもひとまずは十分活躍してくれるかもしれない。しかしながら、将来性を踏まえ、このスマートスピーカーの実力を本気で活用するならばそれでは足りないのだ。もっとこのマルチAIスピーカーを活用するならば、「一部屋に一台、マルチスピーカー」となる。親AIスピーカーを一つ、子スピーカーをそれぞれの部屋に設置することを検討しよう。GoogleやAmazonは「マルチルーム機能」を搭載。他の部屋にあるAI スピーカーと連係できる機能で、例えばキッチンのAIスピーカーに「音楽をかけて子供を起こして」といえば、子供が寝ている部屋のAIスピーカーが反応しミュージックがスタート、子供を起こすことが可能。あるいは遠く離れた実家のAI スピーカーと連動させることで、電話のようにいちいち代わらずとも高音質のスピーカーを介して家族全員で会話ができる。
なにしろありがたいのは、複数台買う場合のコストが安いということ。Google Homeの小型のエントリーモデルなら現状は6480円。無線LANの環境さえあれば、台数を増やしても月々のコストはかからないので、思い切って検討していきたい。
海外におけるAIスピーカーの進化
2014年に発売された「アレクサ」搭載のスマートスピーカー「Amazon Echo」の人気は衰えることがなく、2017年にはとうとう日本にも上陸。標準モデルの「アマゾンエコー」に加え、スマートホームハブ機能がついた「エコープラス」コンパクトサイズの「エコードット」の3モデルが用意された。
アメリカでは、Amazonはすでに次のステージに進んでいる。カメラを搭載した「Amazon Echo lookエコールック」、液晶付きの「Amazon Echo show エコーショウ」など、派生モデルを投入したりで、音声アシスタントシェアで7割を獲得。
例えばカメラで自宅のペットの見守りができるし、寂しそうな時にはスピーカーを介して話しかけることもできる。クローゼットにカメラを搭載したAIスピーカーを置いて、スマートスピーカーのコーディネートスキルに長けたAIを呼び出し、今日の服装を相談したり、キッチンに液晶付きのAIスピーカーをおいて晩御飯のレシピを相談しつつ、調理工程を紹介してくれる動画をみる、という使い方が広がっている。海外ではすでに2つのマルチAIスピーカーが生活のあらゆるシーン、すべての部屋にまで入り込んでいる。
そしてスマートスピーカーは日本へ普及が広がる
対抗するのがGoogle。GoogleはAndroidで提供している、音声アシスタントを搭載したスマートスピーカー「グーグルホーム」をアメリカで発売。売り上げ好調なまま、続いて日本でも発売を開始。標準モデルの「グーグルホーム」に加え、低価格で小型の「グーグルホームミニ」も発売。17年9月には、国際展示会「IFA」においてソニーやパナソニックがグーグルアシスタント搭載のAIスピーカーを次々に発表した。
こうして、いよいよ2018年には日本人の心を掴むとされているスマートスピーカーだが、日本人はこういったものに非常に慎重になるもの。本当にこれって使えるの?家電量販店の店頭に並んでいるスマートスピーカーに話しかけながら、ちゃんと認識してくれるのか心配になった方も少なくないのではないだろうか?
買ったものの、私の声を認証してくれない、あるいは私の要望をかなえてくれないのでは宝の持ち腐れ、困るわけで、そこを「日経トレンディ」がメイン3機種をしっかりと検証してくれたので紹介したいと思う。
スマートスピーカーの日本語認識レベル比較表
まずは比較検証の結果となる表をご覧いただきたい。
※日経トレンディ調べ
Amazon Echo | Google Home | Clova WAVE | |
スケジュール | ◎ 4つ読み上げ | ◯ 3つ読み上げ | ◎ 4つ読み上げ |
交通・経路案内 | × 不可(スキル呼び出しで可) | ◎ 可 | × 不可 |
天気 | ◎ | ◎ | ◎ |
アラーム | ◎ | ◎ | ◎ |
予定作成 | ◎ | × | × |
算数計算 | ◎ | ◎ | × |
映画情報 | ◎上映場所、時間 | ◯上映場所 | × |
トレンドワード検索 | ◎ | ◎ | × |
キーワード検索 | × | ◎ | × |
スポット情報 | × | ◎ | × |
グルメ情報 | × | ◎ | × |
株価 | × | ◎ | × |
メモ | ◎ | ◯一手間必要 | × |
表を元に総括していくと、
「〇〇って何?」や、近所のおすすめショップ、日本語の英訳、株価などという調べ物に強かったのはやはりGoogle Home。
Amazon Echoは交通情報に未対応なほか、キーワード検索の失敗も多い、スポット情報も答えられず。LINEのClova WAVEはさらに精度が低いことが伺える。
ただ、Amazon Echoに関してはマルチAIを利用した「スキル」という仕組みがあり、例えば「アレクサ、ナビタイム乗換案内を開いて」と呼びかければ、その時点から「ナビタイム乗換案内」が応答を始め、指定場所へのルートや所要時間を教えてくれる。アマゾンは自力では交通案内をできないが、「ナビタイム」を呼び出すことでそのスキルを果たすことが可能。飲食店の情報なら、「ぐるなび」「食べログ」を呼び出す、といった具合。グーグルにも、「Actions on Google」を用意することで「楽天レシピ」を呼び出すなど同様の機能はあるものの、まだまだ整備位段階である。
アマゾンは何かのタスクを実行してという場合のできることが多いのはアマゾン。音声のみで本の購入も可能。グーグルカレンダーのスケジュールの管理も得意。
スマートスピーカー同シリーズによる値段の違いは?
同じAmazon Echoにも3種類あるように他の機種にも複数シリーズが用意されていることがあるが、その差はどこにあるのだろうか?音声認識に関してはいずれのスピーカーでも小型でも十分、一方、音楽再生の面では各スピーカー価格の高いものほど相応の音質を出力できたということから、価格の差は大きな機能の他は音質に影響が出ると考えたい。
また、あるとないとでは大きな差が出る「スマートホームハブ機能」の搭載非搭載もチェックしたい。
どれを買うかで悩んだら思い出して欲しい。
【スマートスピーカーおすすめ比較】買うならマルチAIスピーカー!まとめ
ということで、ここまでスマートスピーカーについてやってまいりましたがご理解いただけただろうか。各メーカー様々な特色で販売を開始してるが、私なりのおすすめを申し上げるとすれば、スマートスピーカーの底力を買うならば「Google Home」だが、将来性や拡張性を考えるならば断然「Amazon Echo」をおすすめする。理由はこの記事でこれまで述べてきたこと全てだ。マルチAIスピーカーを検討しているならば是非ともこの記事を参考に、自分にあったスピーカーを探して欲しい。相性も大事だ。
コメント
コメント欄からのお問い合わせになってしまい、
申し訳ありません。
私、ファンコミュニケーションズ seedApp の大社と申します。
【スマートスピーカーおすすめ比較】を拝見し、
こちらの記事内でSpotifyが少しご紹介されておりましたので、
Spotifyを弊社から広告としてご出稿させていただけないかと思い、
まずはお問い合わせでご連絡をさせていただいた次第でございます。
そのようなご相談など可能でしたでしょうか。
また、その他でも、web関連情報 のカテゴリーでご紹介されている
WEBサービスなども広告として取り扱っていたりもしますので、
ぜひともそれらも含め、ご相談させていただけませんでしょうか。