今回は、ゲーム機(switchやPlayStation)を「リアルサラウンドスピーカー」で楽しむ方法や、実際にやってみた口コミ評価をレポートしていきたいと思います。
一度接続してしまえば、ゲームだけでなく普段のテレビでみる映画やアニメも映画館のようなサラウンド(ホームシアターとして)で楽しむことができるのでおすすめです。
それでは、さっそく。
ゲームをサラウンドで楽しむ方法
ゲームやテレビでの映画などをサラウンドで楽しむにはいくつか方法があります。
- リアルサラウンドスピーカー
- バーチャルサラウンドスピーカー(サウンドバー)
- サラウンドヘッドホン
などです。
サラウンドヘッドホン
部屋の広さや環境に左右されずにゲーム機でサラウンドを実現するならば、サラウンドヘッドホン・ゲーミングヘッドセットが一番です。マイクも付いているので、ボイスチャットプレイも可能。ゲーマーの基本です。
価格も他のスピーカーセットに比べると圧倒的に安く、ゲームをサラウンドで楽しむのにもっとも簡単かつ手軽な方法です。
バーチャルサラウンドスピーカー(サウンドバー)
バーチャルサラウンドスピーカー(サウンドバー)は、テレビの前に置くだけで擬似的にサラウンドの音響を実現する昨今人気の商品です。
スピーカー内蔵のバーです。
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テレビの前に置くだけですから、今回紹介するリアルサラウンドスピーカーよりも設置しやすく、低価格です。簡易的にホームシアターの環境を揃えたい方には便利です。ただ、サラウンドはあくまでバーチャルです。DOLBY ATMOS(ドルビーアトモス)など技術は進歩していますが、部屋の天井や壁で音が反射することなどを活用して多方面から音が聞こえるようにしています。
ですから部屋の構造に注意が必要です。例えば天井高が5メートルあるとか、リビングがすごく広いとか、音が反射できる対象がない場合はサラウンド効果にも影響がでます。
リアルサラウンドスピーカーとは
さて、我が家ではどうしてリアルサラウンドスピーカーに決めたのか。
ヘッドセットではゲームをしている本人しか音が聞こえないし、ずっとヘッドホンをしているのは疲れます。サウンドバーは我が家の部屋の構造上、明らかに効果に影響がでてしまう。
ということで、リアルサラウンドスピーカーにすることに決定いたしました。
↑のように、実際に音を聴く場所(ソファーなど)を中心に、スピーカーを設置します。それぞれのスピーカーから割り当てられた音が出るので、部屋の形状や広さに左右されない「リアル」な「サラウンド」を楽しむことができるのです。
商品も豊富で、YAMAHAの「シアタースピーカーパッケージ NS-P41(B)」や↓
ONKYOの商品など↓
メーカーも価格帯もさまざまなので、サイズやインテリア、予算に合わせて選べるので自由度も高いです。中には数十万円という商品もありますが、ざっくりと言えば価格は音質に比例します。
私は低価格帯の4万円ほどのスピーカーセットにしましたが、私レベルの聴力なら十分満足できる音質を楽しめました。
ゲームをリアルサラウンドスピーカーで楽しむために準備するもの
ゲームをリアルサラウンドスピーカーで楽しむために必要なものは、
- ゲーム機(ニンテンドースイッチやプレイステーションなど)
- スピーカーセット
- アンプ
- それぞれをつなぐケーブル(アンプやスピーカー同梱の場合あり)
- テレビ(テレビでプレイしている場合)
となります。
スピーカーセットは5.1chで楽しむ場合、
- センタースピーカー
- フロントスピーカー(2機)
- サラウンド(リア)スピーカー(2機)
の5点セットと、5.1chの「.1」である
- サブウーファー
の全6機です。
↑こんなイメージでスピーカーは配置していくのですが、スピーカーはテレビへ直接つなぐことができません。そこで登場するのが「アンプ」です。
アンプも各メーカー、種類も豊富にラインアップされています。
参考までに私が購入したのは、「DENON – AVR-X550BT(5.2ch AVサラウンドレシーバー)」↓
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スピーカーがYAMAHAでアンプがDENONなど、メーカーが別でも問題ありません。
私がこの商品を選んだ理由は、
- 5.1chはもちろん、サブウーファーを増やして5.2chにすることもできる
- 最大出力が140Wで十分
- HDMI端子の数が 5入力 / 1出力なのでゲーム機が増えても安心
- 音声出力はリニアPCM2ch/5.1chが可能でニンテンドースイッチにも対応している
と、いたってシンプル。そして決め手は低価格であること。小難しいことをしたいわけではないので、性能はむしろ十分過ぎるほどです。
ちなみに7.1chにしたい方などはこの商品は非対応ですので、対応した機種を選択しましょう。
ゲーム機とアンプとサラウンドスピーカーの接続方法
それではサラウンドスピーカーとアンプ、ゲーム機やテレビを接続する方法を紹介していきます。取扱説明書にも掲載されていますので、ざっくりと。
アンプとスピーカーを接続
まずはアンプと5つのスピーカー・ウーファーを接続します。
アンプの背面に各スピーカーに対応した端子があるので、付属のスピーカーケーブルでつなぐだけです。
↑は私が購入したアンプの背面ですが、他機種でもほぼ同じです。
最近は接続にケーブルが不要な、無線の商品も登場しています。ケーブルがなくて部屋がスッキリしますが、値段はぐっと上がります。
アンプとテレビを接続
次はアンプとテレビを接続していきます。
上のように、アンプの背面のHDMI出力(OUT)端子と、テレビのHDMI入力(IN)を接続します。
この際、テレビ側をARC対応の端子に接続すると「テレビの電源をオンするとアンプも自動でオン」「テレビの電源をオフするとアンプも自動でオフ」と連動してくれて便利です。
これで(初期設定すれば)テレビから出る音はすべてサラウンドスピーカーから出力されるようになりました。ニュースなどサラウンドで聞く必要ない番組の時は、アンプの電源をオフにすることでテレビのスピーカーからの音声に戻ります。
ゲーム機などを接続する
次にゲーム機を接続していきましょう。
これまでテレビとゲームを接続していた場合、そのままゲームを初めてもサラウンドスピーカーから音が聞こえてきます。テレビとアンプをつないだ時点で、テレビから出る音声は全てスピーカーから出るようになっているからです。
場合によってはうまくサラウンドにならなかったりしてしまいますので、念のため正確に接続し直しましょう。
「ゲーム機とテレビ」を接続しているケーブルを、「ゲーム機とアンプ」に接続し直します。ニンテンドースイッチの場合、ドックとアンプを接続します。
アンプにもよりますが、↑の図のようにゲームにオススメの端子(4K/HDCP2.2)を示してくれていたりします。衛星放送やケーブルテレビなどのチューナーもこちらに接続します。
以上で、接続自体は完了となります。
サラウンドスピーカー接続後の周辺機器の設定
サラウンドスピーカーの接続のあとは、各メーカーの取扱説明書を参照しつつスピーカーの初期設定、ボリューム調整をします。
さらに、周辺機器(テレビやゲーム機)側の設定も必要になります。
テレビ側の設定
テレビ側の設定は、
- スピーカー出力先設定が「テレビスピーカー以外」
- HDMI連動(コントロール)設定が「連動する」
などになっているかチェックします。
ゲーム機側の設定
いままでは「ステレオ」でゲームをしているはずなので、ゲーム機本体の設定も音声出力が「ステレオ」のままかと思います。これを「サラウンド」に変更します。
ニンテンドースイッチを例にあげますと、
- HOMEメニュー
- 設定
- テレビ出力
- テレビのサウンドを「サラウンド」に設定
となります。
ゲームソフトによってはサラウンドに対応していないものがあったり、ゲーム内の設定を「サラウンド」に変更する必要があるものがありますので注意が必要です。
リアルサラウンドスピーカーでゲームをした口コミ・評価
これで、いままでプレイしていたゲームをリアルサラウンドで楽しむことができるようになりました。最後に実際にゲームをやってみた口コミ評価をしていきます。
スプラトゥーン、マリオカート、モンハンにバイオハザードなどの人気ソフト、そしてあつまれどうぶつの森も5.1chサラウンドで楽しめます。波の音、風の音、ゆるやかに流れるBGMなどに包まれる没入感は、大げさではなく別のゲームをやっているような感覚です。
そして、これからは人気のバトルロイヤルゲームもどんどん試していきたいと思います。
- APEX(エーペックス・レジェンズ)
- フォートナイト
- Call of Duty Warzone(コール オブ デューティ ウォーゾーン)
- 荒野行動
- H1Z1
- Hyper Scape(ハイパースケープ)
- PUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS)
- BFV(バトルフィールドV)ファイアストーム
- CoD:BO4 ブラックアウト
- Cuisine Royale
など気になるゲームが多いですが、ひとまず私は「フォートナイト」で体感しました。
感動の一言です。これぞFPS。
後ろの敵の足音はちゃんと後ろのスピーカーから。銃声を聞けばどの方向から撃たれているのかが分かり、遠くのヘリの音の距離感もバッチリです。
敵の場所がわかるので先手を打つことができますから、必然的に勝率もアップします。
ゲームだけでなく、映画を見る際にはホームシアターとしてしっかり仕事をしてくれます。
ぜひ皆さんも試してみてください。それでは。
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