パパだって子供にキャラ弁を作ってあげたい。5戦目。
今回も笑ってやってください。
なんなら今回はパパの努力に泣いてください!
皆さんに笑っていただけるなら、私の哀愁など安いものです。
もう、勘弁してくれ。。。
4歳の娘の一声により、「キャラ弁」作りの呪縛に囚われている私です。
さっさと娘の満足のいくキャラ弁を作ってこの負のスパイラルから抜け出したい。
しかし、なかなか娘の満足を得られず。
泥沼に足を踏み入れてしまった私です。
でも、
今回で完結させます!!
さらりとダイジェストとともに御覧ください。
キャラ弁処女作(スクリームキャラ弁)
初めてで慣れず、時間をかけて必死で作った処女作。
スクリームキャラ弁が家族から総スカンをくらい、
帰ってきた娘からは、
「怖い、やだ。」
を頂戴する始末。
それで火がついた私はムキになってキャラ弁グッズを発注し、
- キャラ弁作りに にこにこパンチ パート1 【アーネスト】
- ;アンパンマン カラーピック(16本入) 548788
迎えた2戦目。
キャラ弁2戦目(パクパクさんキャラ弁)
おちパパオリジナルキャラ。パクパクさんキャラ弁!!
購入したキャラ弁グッズもふんだんに使い、大満足の私。
しかし帰ってきて、娘の感想は
「知らない人だった」
の一言。
知っているキャラでなければキャラ弁ではないのだ。
ムキになってネットでもいろいろ調べ、見よう見まねで制作に取り掛かる。
キャラ弁3戦目(ちびまる子ちゃん)
朝から相当な時間を費やしてようやく完成したキャラ弁らしいキャラ弁。愛着の湧いたそれをもたせて娘を見送る。
そして娘が帰ってきての感想
「アンパンマンが良かった。。。」
の一言。
涙をこらえて、
次回作に取り掛かる。
アンパンマンシリーズで娘の好きなものはなにか?
思考をめぐらせ、脳と額に汗をかいて作成する。
そして完成したのが、
キャラ弁4戦目(ドキンちゃん)
若干、ドキンちゃんの顔がカクカクしちゃってるけど、今のパパにはこれが限界。
まつ毛がめちゃめちゃ難しくて、手がプルプルプルプル。汗だくになりながらも娘の大好きなキャラを表現。
そして、
娘が帰ってきての感想
「アンパンマンが良かった。」
「え?」
「アンパンマンが良かった。」
まるで、デジャブのようなその発言に混乱し、そして絶望する私。
確かに娘は前回、「アンパンマンが良かった」って言ってた。
あれは、アニメ「アンパンマン」のキャラならなんでも良いって意味じゃなくて、
「アンパンマン」を作って欲しいって意味だったんだ。
「次はアンパンマンにしようね。」
そう言ってパパは、目から流れる汗をそっと拭ったんだ。
最終決戦に向けてトレーニング
いつもより一時間も早く起きて細かい作業をするのはもうそろそろ終わりにしたい。
そもそもキャラ弁作りに私は向いていない。
「料理は得意不得意じゃない、やるかやらないかだ」
という考えを持っている私ですが、
キャラ弁はちょっと違うんですよ。
だって、
料理に手間かけている時間よりも、食べている時間の方が短いって、なんか腑に落ちないんですよ。
キャラ弁作りは並大抵の努力じゃできないことを知りました。
立案から始まり、
どの食材を使うのか(子供が嫌いな食材を使って残されては意味がない)
そして制作。
こんな長い行程を経てようやくできるのがキャラ弁です。
じゃあ、なぜやるのか?
愛する娘に喜んで欲しいからじゃ!!
ただただそれだけ。
ここでは発表していませんでしたが失敗作もあります。
キャラ弁失敗作(ハンバーガーキッド)
全然うまくいかない(涙)
わざわざハンバーガーキッドの小さい目のためだけにこれだけのために目玉焼き焼いたんですよー?
レタスをバランで表現(笑)
↑いや、そこは普通にレタス使えよ!俺!
悪戦苦闘のキャラ弁生活。
人によっては十分じゃんというかもしれない。
でも、これじゃダメなんだ!
卒業制作にはもっと完璧なものを作りたいんだ。
もはや自分との戦い。
たくさんの本を読みテクニックを身につけ、
キャラ弁グッズ購入し、プロの力も恥じることなく借りる。
腕立て伏せと腹筋を3セットの筋トレメニューをこなして、海苔を切るときの体の震え対策をする。
エアコンのないキッチンでの長時間のキャラ弁制作で熱中症にならないよう、冷えピタシートを惜しげもなく使い、
それでも流れてくる汗は決して拭わずにこの目で受け止め、独り静かに悶絶する。
そんな苦渋を飲んで迎えた最終戦。
キャラ弁5戦目(アンパンマンキャラ弁)
いかがですかーーー!?
(ネット見て作ったんだけど、)パパ、めっちゃがんばりましたよね??
可愛いでしょ?
俵おにぎりをアンパンマンとバイキンマンに変化。
アンパンマンって、普通に作ると簡単すぎてね、
アンパンマンを形も見た目もそのまんま作って、
「ああ、アンパンマンだねー」
っていう普通の感想が、
お笑い芸人としては一番嫌で、
だから、あえてアンパンマンの丸い頭を使わない。
でも、特徴をデフォルメして、
バイキンマンも添えて、
形はアンパンマンでもバイキンマンでもないのに、
それっぽく見える!!
ん?
ああああ!!アンパンマンだー!!
って感想が欲しかったんです。
本当に、これまで応援してくださったみなさまありがとうございました。今回は間違いなくキャラ弁パパを卒業させていただきます。
こんな面倒くさいこと二度とやりたくありません(笑)
さあ、そしていよいよ
娘が帰ってきての感想
「おかえり」
「ただいまー」
「お弁当どうだった?」
そう問いかけるパパに、
「・・・。」
無言のまま、ベロを出す娘。
「お弁当どうだった?」
「・・・。」
無言のまま、ベロを出す娘。
いや、なんか言えや!!!
御察しの方もいるかもしれませんが、うちの娘は最上級に嬉しいことがあると、何も言わずベロを突き出す癖があります。
すなわち、
大成功キャラ弁でした!!
めちゃくちゃ嬉しーーーーーー!
この娘のリアクションは最高の褒め言葉です。
なんだかそれだけで、本当にこれまで頑張ってきてよかったし、努力って報われるんだなって。
なにより私たち夫婦は常に娘に「申し訳ないな」と思っていることがあって、
それは、共働きだから普通の子達よりも幼稚園に長く預けていて、
たぶん娘は毎日、
自分以外の友達には昼過ぎには大好きなママがお迎えが来るのに、自分には来ないということを少なからず自覚していて、
そうして次々に帰っていく友達を一番最後まで見ていて、
「みんな良いなあ。どうして私の親はいつも最後まで迎えに来てくれないんだろう?」
って、感じているんじゃないか?
きっとそれは間違いないと思う。
だからこそ、
せめて幼稚園でお昼ご飯にお弁当をパカッて開けたときに、
「あ!」って喜んで欲しい。
「あ!」って、こんな私たち親のことを思い出して欲しい。
君が幼稚園にいるときも、君のことをずっと考えているよ。
だから、少し寂しいかもしれないけれど、もう少し頑張ってね。
大丈夫、何があっても、必ず迎えにいくから。
そんな想いが伝わって欲しいなって思います。
そして娘の一言
「明日もこのお弁当が良い。」
「え?」
「明日もこのお弁当がいい。」
無理無理無理無理ーー!!!
それとこれとは話が違うぞ!!
どんだけ時間かかってると思ってんだ!!
胃袋に入れば全部同じなの!わかるーーー!?
卒業!
キャラ弁卒業です!
「♪ちゃーちゃーちゃちゃーちゃーちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃーん♪」
「だって、明日もこのお弁当が良い。」
オーケー。パパが悪かったね。
もしも君を泣かせる奴がいるとすれば、
そいつは最低なやつだ。
僕?
もちろん僕は違う。
なんたって、もう次のキャラ弁を作る覚悟が決まっているんだから。
遠い未来にね。
ちなみに、子供との室内遊びを盛りだくさんにまとめた記事もあります↓
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